鯨を飲む

くうねるところ のむところ

綺麗なものの話

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ホワイトデーのお返しを沢山もらった。お菓子とお酒。フルーツ酒なので可愛げがある。甘いお酒だからお菓子を食べるときに飲もうと思う。夜、妹がすこしはやめの誕生日プレゼントとしてリップをくれた。春にぴったりの明るい色。6店舗も探したらしく、それだけでもう抱きしめてしまいたくなる。大切につかおう。お出かけのときと、それから力が欲しいときに。

 

今日、ひとと話をしていて面白かったのは「貴女は綺麗に見せるのが上手い」と言われたこと。ギクリとした。それは常々私が思ったり悩んだりしていることでもある。ここに書いていることに嘘はひとつもない。だけどここにあるものや、書くものが全てではない。けっして。当然私が扱う言葉も私の全てではない。だから言葉だけで私をはかるのは危ういことだと思うし、言葉を鵜呑みにしないで欲しい、とも思っている。インターネットにそれを求めるのは難しいのかもしれないけれど。それしか判断基準のない世界なわけだし。実際の私がぐうたらで、ズボラで、いい加減で、整理整頓がへたで、面倒くさがりで、気性の荒いやつだとしても。もしかすると私は良い格好しいなのかもしれないなと思う。彼女が私に「綺麗なものしか見てないひとには、それが綺麗なものだってわからないんですよ」と話したとき、なので酷く安心した。そのことに気づいているひとが少なからずいてくれることは、救いだなあと思う。もちろん綺麗さを見出して好いてくれることだってありがたいし、嬉しい。 本当にとても。何よりこれを読んでるとかいう奇特な方々にはすきに読んでもらいたいわけだし。

書いていないだけで私には嫌いなものも許せないものも沢山ある。急なスケジュール変更や、社会や、政治や、法や、権利や、それから冷めたチキン南蛮や。 バランスって難しい。なにがあったわけでないけれど、本当に時おりこのブログや作品を通して見た私がどのような人間だと思われているのかがわからなさすぎて、未知すぎて、正しい描き方ができているのか すこしばかり考えることもある。だけどこれからもブログはこんな感じで書いていくのだろうなと思う。気ままなことを気ままに書き連ねながら。ということを、汚くなりつつある部屋の中で考えて今日も眠る。