鯨を飲む

くうねるところ のむところ

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

歯を抜き終えたので

親知らずを抜いて2日が経とうとしている。寝て起きるたびに少しずつ腫れが引いていて、睡眠こそが最大の薬であるということをひしひしと感じている。下を向くと痛みがあるから、まだあまりなにかを読んだり書いたりすることが辛い。ときどき思い出したように…

髪を染めたから次は歯を抜く

土曜日に髪色を暗くした。暗い色が本当に似合わないけれど、カットのおかげで思っていたよりはずっとよい気がする。何軒もの美容室を渡り歩いたのち、今ではすっかり行きつけの美容室に辿り着いた。美容室にはいつも一冊の文庫本を持って行くので、たいてい…

映画館とサワークリーム味

改めて思うけれど、今年の冬は暑すぎる。夜は冷えるからつい忘れがちだけれど、出かけるたびに痛感して、後悔する。ああ今日もコートを間違えた。一体あと何度繰り返すのだろう。戒めのためにも、今度こそしっかりとブログに書いておく。そうでもしないと多…

まっとうした灯り

喉というか首というか、とにかく痒くて仕方がなかった。とうとう湿疹がでてしまったので病院の塗り薬を使ったところ、なんとか痒みは治まりつつある。あとは赤みが取れればよい。 今朝、小学1年生の頃から使っていた学習机のライトがとうとう切れた。こうい…

星など見えなくていい夜

もう1箱、チョコレートを買った。数年前にインターネットで見かけた、うつくしいチョコレート。当時の私はまだチョコレートを苦手としていたわけだけれど、それでも良いものは良いし、素敵なものは素敵に違いなかった。念願叶って私の手の中にあるそれを眺め…

チョコレート・ライフ

5日以上ブログを空けたくないと思いながら、そうもいかないときもあって、一抹の悔しさみたいなものを感じながら。 チョコレートを食べている。ほんの2年ほど前までは、苦手どころかこの世でもっとも毛嫌いする天敵でさえあったというのに。昔からとにかくチ…

読んだ本について

レベッカ・ブラウン(柴田元幸訳)の『体の贈り物』を読み終えた。 洗練された文章で、淡々と、けれど滲みるようにそれは描かれていた。末期のエイズ患者と、彼らを支援するホームケア・ワーカーの物語とだけ書いてしまうと、酷く陰鬱としたもののように思える…