鯨を飲む

くうねるところ のむところ

鼻炎がつらい

f:id:kurolabeloishii:20190902180033j:image
f:id:kurolabeloishii:20190902180040j:image

9月になってからの私は相変わらず微熱を伴ったまま暮らしている。多分ズレたまま戻っていないものがあるのかもしれない。そのうちに整えばいいなと気楽に構えることにしている。それとは別になぜか今日は朝からくしゃみが止まらなくて鼻をぐずぐず言わせていた。風邪というよりはアレルギー性のもの。うかうかしていると涙が止まらなくて敵わない。

今週には夏最後の旅行の予定があるから、そのときくらいは身体にはおとなしくしていて欲しいものだけれど。おいしいものをたくさん食べたいので。8月には山に行ったから今度は妹の運転で海へ行く。車よりバイク派で車の運転がやや苦手な私とは真逆に、妹は本当に優秀なドライバーなのでえらい。私はもっぱら隣で喋り続けたり映画を選ぶ係。

 

弾けたように部屋の掃除をしていた。おおきなゴミ袋ひとつ分ほどのガラクタたちを整理すると部屋がすっきりとして気持ちがいい。ものを捨てたおかげで本棚の拡張に成功したので近々、本を漁りに行きたいな。そんなことばかりしているからいつになっても荷物が減らないんだと叱られながらも、こればかりはどうすることもできなさそう。私の部屋の大抵は本と便箋、服で埋まっていて、そのどれもをとてもあいしている。私の本棚には背表紙が素敵なものゾーンがあって、一番目にとまる場所を占領しているから、眺めているだけで満たされる。私をゆるやかに構築したものたち。私の肉体の一部。私は私の本棚が何よりもすき。

 

f:id:kurolabeloishii:20190902214858j:image

そういえば母が昔使っていた腕時計を譲り受けた。「あなた、こういうのすきでしょう」と手渡されたのはすこぅし変わったデザインで、ベルトは革で円盤は木製。こっくりと赤みのあるブラウンにゴールドの細い針が素朴なチャーミングさを放っている。電池が切れてしまっているから近々電池を交換しに行こう。秋が深まった頃にきっとよく映える。ブラウン寄りのオレンジの口紅に、ごつごつとした革靴を履いてはやく出かけたい。秋はかけがえなくすきな季節。まだ全然夏だけどね。