外でパンケーキを食べたのなんていつぶりだろう。思えば私が大学生になりたてだった頃、世間はちょうどパンケーキ黄金期で、私たちは来る日も来る日も昼食といえばパンケーキだったし、Instagramの投稿(当時はストーリーなんてなかった)は私もあの子も皆パンケーキだった。それも段々と落ち着いて、寧ろ喫茶店のバターとシロップだけのもさもさしたホットケーキなんかが恋しくなったりして、今じゃあの子たちは朝から夕まできびきびと働いているわけで。つまり本当に久々。年単位ぶりの再会。
久々のパンケーキは凄かった。カスタードはとろりとしていて、ベリーたちは甘酸っぱい。生地はふわっよりも「しゅわ」という感じがして、やっぱり口の中でしゅっと崩れてゆく。溶けるという方が適切でさえあるかもしれない。小気味よくフォークとナイフが進んでいくけれど、いつも2枚食べたところでだいぶと胃が苦しくなる。だというのにいつも3枚頼んでしまう。パスタを120g茹でて地獄を見るひとがいるのと同じように、どうして毎度毎度ひとは間違いを繰り返していくのだろう。そういうことを話しながらよく友人とパンケーキを食べていたことをすっかり忘れていた。確かにあれは私たちの間でのかけがえないコミュニケーションだったのだ。
それから母から妹への特別なプレゼントを選ぶ手伝いをした。悩みに悩んだ末、ピンクゴールドのブレスレットを贈った。すっきりとかっこいい。すっかり感化されてしまったので久々にノートを取り出して、欲しいものを書き連ねてゆく。買えないままでいるものたちのためにも、年内に奮発しちゃおうかしらね。
最近はこれからの季節をいかにつつがなく過ごしていけるかに全力を注いでいる。例えば暫くおおきな書店にはあまり行けそうにないかもと本を買い込んだり、引き出しの中身を整理したり、ストレッチの種類を増やしてみたり白湯を飲んだりだとかその程度のことだけれど。
今日はパジャマを新調した。白いラインがシンプルでかわいらしいネイビーのもの。肌触りが柔らかくて気持ちがいい。まだ着るには暑いから今後のお楽しみだ。最近はすこし先の自分へ向けて何かを用意してやるのがすきだ。今週は先週の私が用意したセミドライの桃がある。頑張った日に1日ふたきれまで食べていい。
気を張らず植物のように過ごしていこう。そうして色んなことを整えてゆけるような季節になりますように。
